うおがし銘茶株式会社代表の土屋知大が語る、商売に対する想い。時代が変わっていく中で、うおがし銘茶がこれまで大事にしてきたこと、これから挑戦していかなければならないことを考えます。
うおがし銘茶株式会社
(Uogashi-Meicha Co., Ltd.)
代表取締役社長 土屋知大
1931年の創業以来、1つの商売を長きに渡って続けてきました。それができたのも、ご贔屓くださるお客様や、お力添えいただいている取引先のみなさん、一緒に働いてくれる社員達のおかげです。心から御礼申し上げます。
みなさんのお力以外に、商売を続けられている秘訣があるとすれば「基本」を大事にしてきたこと、それだけだと考えています。基本とは、表面上をうまく取り繕うことではなく、物事の本質と向き合い、考え続けることです。私自身、社長に就任した際にまず取り組んだのは、売上高を重視した経営から、企業価値を重視した経営への方針転換でした。直営店比率を高め、専門性の向上に努めた結果、売上は下がりましたが、利益はむしろ伸びました。また、社員を評価する際も、表面の売上や要領の良さではなく、ひとつひとつの仕事に向き合う姿勢を見てきたつもりです。お客様はどんな接客を求めているか、どんな商品を期待しているか、それを提供するために何を学ぶべきか……。飽きないから商い。同じ仕事を繰り返すなかでも、飽きずに本質を考え続けられる人間になってほしいと伝えて来ました。その考え方は徐々に浸透し、基本の大事さをしっかりと理解する社員が増えていると感じています。
日本茶を取り巻く環境を見てみると、国内の人口減少という懸念点がある一方で、海外からの注目度は日々増しています。我々の商売にも、まだまだ伸びしろがあると考えています。海外向けの強化、さらには海外直営店の出店など、ワクワクする未来が待っています。頼もしい社員たちとともに、うおがし銘茶の歴史をさらに長く伸ばすべく、日々邁進して参ります。代表取締役社長
土屋 知大
1931年 | 故・土屋 正 が東京市京橋区(現 東京都中央区)にて創業 |
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1950年 | 株式会社 設立 |
1973年 | 静岡工場 設立 |
1987年 | 伊勢丹・新宿店 開設 |
1990年 | 築地新店 開設 |
1991年 | 静岡新工場 開設 |
1992年4月 | 本社社屋 竣工 |
1996年11月 | 京橋税務署 優良申告法人会 入会 |
1997年11月 | 築地新店 移転 築地新店 茶の実倶楽部として開店 |
1999年11月 | 築地本店 新装開店 |
2000年10月 | 静岡工場 増設 |
2002年11月 | 銀座店 茶・銀座 開店 |
2006年9月 | 築地市場店 開店 |
2010年3月 | 静岡第二工場 竣工 |
2018年10月 | 築地市場店 移転 豊洲市場店として開店 |